世界のSTEM教育について②

■中国

中国では2010年に新しい価値を創造できる人材が絶えず輩出できることを目的に教育改革・発展計画が発表されました。2017年には日本でいう学習指導要綱のような「義務教育小学校科学過程標準」に新しくSTEM教育が盛り込まれることが決定し、2018年には今後10年間における具体的なSTEM教育への計画などが纏められた「「中国STEM教育2029革新行動計画」が発表されました。
これによって今後中国ではSTEM教育が小学校教育の現場に浸透していくことが期待されています。

■韓国

韓国では2013年に発表された「第3次科学技術基本計画」において、STEM教育や科学英才教育体制の強化、理工学系の分野での成功ビジョンを提示して小中学生の進路指導の教科等、より実践的な内容が盛り込まれました。これによって元々この分野に力を入れていた韓国ではより実践的かつ強化を図っていくようになりました。

■シンガポール

シンガポールは教育改革については早くから行われており、1997年にこれでま知識中心で学習していたものが改められ、思考力を育成してく教育方法(探求型学習)が推進されるようになりました。
シンガポール政府が運営するサイエンスセンターでは2014年に全ての中学校の生徒に向けたSTEMプログラムを提供するための「STEM Inc」が始まりました。
これはどのようなプログラムかというと各分野のスペシャリストが学校教育の現場に出向いてカリキュラムを作成したり、授業へのサポートをするなど、生徒への学習支援を行う事です。

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