STEM教育ってどんな教育
現在日本の未来に大きな影響を与えるような教育が日本の教育現場に普及し始めているのをご存じでしょうか。
お子さんがいらっしゃらない人からすると聞いた事ないという人がほとんどだと思いますが、その教育こそ「STEM教育」という新しい教育なんです。
これは日本の科学技術分野にとって非常に大きな鍵を握っているとさえ言われています。
そもそもSTEM教育とはいったいどういった教育なのでしょうか。
◆STEM教育とは
STEM教育の「STEM」とはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとってSTEM(ステム)と呼ばれています。
これらは科学技術開発に重要な分野と言われており、日本の国際競争力を高めていくうえで必須の分野になります。
そこで将来的にこの分野で活躍できる人材を増やす為の政策として注目されたのがSTEM教育です。元々アメリカで始まった教育で、日本ではオバマ前大統領が2009年にSTEM教育に力を入れると発表したことがきっかけで、一般的に知られるようになりました。
◆STEM教育・STEM人材とは
STEM教育とは「科学・技術・工学・数学」の分野を統合的に学び将来科学技術の発展に寄与できる人材を育てることを目的とした教育プランの事を言います。そしてそのような教育を受けた人達の事を「STEM人材」と言います。
この4つの分野についてはどのような目的があるのかを説明します。
Science(科学)・・・実験・観察をもとにものごとの法則性を見つけ出すこと
Technology(技術)・・・最適な条件・しくみを見つけ出すこと
Engineering(工学)・・・しくみをデザインし、社会に役立つ/人の為になるモノづくりをすること
Mathematics(数学)・・・数量を論理的に表したり使いこなすこと
現在の技術開発においてこれらの分野を総合的に学ぶことが不可欠となってきました。つまりこれらの分野をこどものころから学ぶことで、より優秀は人材を育成していく為にSTEM教育が導入されたのです。